開発部 フォトカソード系 2016年4月入社
Q.今までのご経歴と入社後携わった業務を教えて下さい。
学生時代は名古屋大学工学部に在籍してマテリアルサイエンスを専攻していました。
博士号取得後は、様々な研究組織で半導体物性研究に携わっています。
たとえばパワーデバイスと言われるシリコンカーバイドの基礎物性研究などです。
入社後は、半導体フォトカソードの構造設計・プロセス設計から結晶成長・評価に携わっています。
Q.当社と出会ったきっかけは?
創業前ですが、Photo electron Soul という組織があるのを人づてに聞いていました。
その数ヵ月後になりますが、とある学会で当社の根幹技術でもある半導体フォトカソードの研究発表をしている場に出合い、
当社がスタートアップ企業として始動し始め、
半導体フォトカソードが産業化へ進み始めているのを目の当たりにし、驚きと高揚感を感じたことを覚えています。
その後すぐに旧知でもあったCTOの西谷と連絡をとりました。
もともと半導体フォトカソードの技術はオンリーワンともいえる技術で、
市場においても優位性が高く、また、自身が今まで研究してきた半導体の物性研究を活かす事ができ、
事業の成長を加速させることができると考え、入社を決めました。
Q.スタートアップ企業ならではの大変なことは何ですか?
短期間で会社としての成果が求められることです。
少し前の話になりますが、取引先から提示された半導体フォトカソードに求められる要件を、
6ヶ月という短い期間で達成しないといけないことがありました。
当社はこういった場合でも前例があるわけではないので、
文献調査から始め、計算のトライアンドエラーを何度も行い、
何とか期限内で要件を達成させることができました。
Q.仕事をする上で工夫されていることはありますか?
当社の技術は、半導体フォトカソードを中心に、
レーザー、表面処理、真空、高電圧などが統合された技術です。
それゆえに半導体フォトカソード以外の要素を意識して、
半導体フォトカソードの性能へ反映させることをしています。
そのためにも他のエンジニアとのコミュニケーションは大事にしています。
Q.入社を考えている方へ伝えたいことはありますか?
今、社内は若い方が中心となって、数あるプロジェクトが始動し始めています。
若い方たちが活躍しやすいように、また、自身の持っている知識や経験を吸収してもらえるような環境づくりを意識しています。
当社の技術や将来性に興味を持っていただけたなら、是非一歩を踏み出していただけると嬉しいです。
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